2011年08月20日
道具の美しさ/職人の心意気。



私がすることには何でも、手を使うんだ。
手を使って作業するのは楽しい。
そして、私にとって、むかしからずっと
版画はドローイングのもう一つの方法だった。
ただそれだけのことだ。
・・・ジム・ダイン
私は恋してるんだ。
芸術を作り出すこと、
そして作業すること、
ひたすら作業することにね。
・・・ジム・ダイン
手を使って作業するのは楽しい。
そして、私にとって、むかしからずっと
版画はドローイングのもう一つの方法だった。
ただそれだけのことだ。
・・・ジム・ダイン
私は恋してるんだ。
芸術を作り出すこと、
そして作業すること、
ひたすら作業することにね。
・・・ジム・ダイン
先日、名古屋ボストン美術館の
「ジム・ダイン」展に行ってきました。
ジム・ダインはまだまだ健在で
今まで様々にテーマを変えながらも
いまだに意欲的に版画制作をされています。
自分が今回どうしても見たかったのは、
ジム・ダインの
「道具」シリーズです

高校時代、美術の授業で初めて制作した銅版画。
このとき、美術の先生が
ジム・ダインの画集からその「道具」シリーズを
見せてくれて、皆で道具を描く課題となりました。
その時のジム・ダインの描いた道具の作品が
強烈に印象に残っていて、
いつか本物を観たいなあ、と思っていました。
今回、初めて本物の作品に触れ、そのインクが描き出す陰影や
絶妙な痕跡、スケッチの確かさに目を奪われました。
銅版画が好きで、学生時代は名古屋の教室に通っていました。
版をひっかいたり腐食させたりしながら
紙もフランスのアルシュ紙などを使い
一度水に浸けたりと、とにかく手間がかかりますが、
その工程ひとつひとつが本当に夢中になります。
最後にインクをどういう加減で入れ込むか・・
そして大きなプレス機のハンドルをゆっくり回して
ようやく紙に写し取られていく・・
こんな時代のなかでもすべてが手作業で
銅版画はいにしえの中世ヨーロッパから続く変わらない制作方法。
そんなところにも強く惹かれます・・
銅版画にはずっと魅了され続けています。
こうした多工程を経て制作する銅版画。
ジム・ダインはある種、職人だなあ、と感じます。
まさに絶妙のいい塩梅の手技を極めているように思います。
そして、同じ版を使っていくつも
また違う表現を執拗に探っているところも、
その表現への執念と遊び心を感じました。
今回画集も手に入れたので、時折めくりながら
表現力を養いたいと思います。
道具の他にも、ハート、バスローブ、ヴィーナス、自画像・・
多様な作品があるジム・ダイン版画制作の半世紀が辿れます、
よかったらぜひ観に行ってみてくださいね!!

名古屋ボストン美術館「ジム・ダイン」展
都田建設の家づくりに関わる職人さんも、
素晴らしい腕を持っています。
ご家族と「顔の見える家づくり」で
本物の家を仕上げて行く姿は
いつみても職人の美しさを感じます

そんな家づくりの動画、
ぜひご覧下さいね。
動画「顔の見える家づくり」

棟梁とお施主様の素敵な笑顔。
心を通じ合い心をこめて作り上げる
家づくりの様子です。
地元の腕のいい職人が心をこめて作った家。
ぜひ、一度実物を実際にご覧になってください。
①都田建設の見学会を知るにはこちらから!
②次回見学会の詳細はこちらから!
Posted by ドロフィーズ at 07:00│Comments(0)
│心をつなぐデザイン。